目から鱗!!発見の連続の「滋賀県立美術館」

 

今年は「当たり🎯」展覧会が多いです!!

 

滋賀県立美術館で開催中の「小倉遊亀日本美術院の画家たち」展、予想以上にすばらしかったです!

 

横山大観速水御舟などの「レジェンド」の名品が充実していたのもポイント✨ですが、主役である「小倉遊亀」のヒストリーを通観できたことが、何よりよかったですね!


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駆け出し時代の落選作を起点として、様々な思考錯誤が時代ごとの作品から読み取ることができ、小倉遊亀の成熟とともに日本の近代美術の歩みまで俯瞰することができた気がしました。


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年代を経るごとに遊亀の個性が明確になってきますが、それが師をはじめとする同時代の巨匠であったり、ゴーギャンピカソマティスなどの西洋画の影響がはっきりと見てとれたり、ヒジョーに興味深かったですね。


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おもしろかったのが、遊亀ご本人が「顔を描くのが苦手」と認識しながら創作を続けていたことかな。

それは、必ずしもヒトを美麗に描くのではなく、人間の内面を表現していたからでしょうかね。


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まあ、子供たちをよーこんなに小憎ったらしく描けたもんですわ〜。

近世以降の日本画がひたすら詩的で風雅な表現を追求してきたのと対照的ですね。


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大津市ご出身の小倉遊亀は多数の作品を滋賀県立美術館に寄贈されたようで、また今回の名品たちと「再会」するチャンスがありそうです!

 

次回は美術館周辺エリアの緑豊かな公園で、一緒にお弁当食べるのが楽しみやね💕💕