後回しにしない!!

 

ブログの執筆が滞って、1ヶ月が経過してしまった〜😱


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元々、文章を書いたり、それをヒトに見てもらうのが好きで始めたのに、「今日も書かねば〜」「かっこいい文章にせんと〜」などと、イランことを考えてしまうと、それが「プレッシャー」となって、だんだんと好きだった執筆が「苦行」のように錯覚してしまい、

 

「今日は疲れてることやし、明日にしよう😮‍💨」

「今日は特に目新しいことしてないから、ネタがないわ。無理に駄文を書くより、いいネタを仕入れてからがいいね〜🤧」

 

などと、「書かない言い訳」ばかりが思いついて、「後回し」「先送り」が常態化してしまいます。

 

よくないですね。そんなん繰り返しているウチに、先送りが長引けば長引くほど、執筆できてないことへの潜在的な「罪悪感」が溜まってきて、さらに「先送り」が「できてない感」とともに長期化する悪循環……。

 

そんなときは、「善は急げ!」の精神で、とにかく「書き始める」ことがよいと思います。

 

文章のクオリティとかは二の次!!

 

「思い立ったが吉日!!」

 

とばかりに、とにかく書き始めてしまいましょう。

 

別に執筆がキライなワケでは無いので、例として適切ではないと思うのですが、食事のときに「キライなおかず」を後回しにして残しておくより、まず、それを真っ先に片付けしまえば、あとは「好きなおかず」をじっくりと楽しめるワケです。

 

「夏休みの宿題」にしても、8月後半まで手つかずで残しておくと、「できてない感」を背負いながら、せっかくの夏休みをウジウジ中途半端に過ごすハメになってましたわ。古いハナシですけど。

 

さぁて、ナニゴトも「後回しにしない」で、いつも「達成感」「充実感」に満たされながら、日々気持ちよ〜く過ごしましょう💕💕

 

「豊臣秀吉」は過小評価??

 

大河ドラマ『どうする家康』は、ツッコミどころ満載で、それについてはいずれ私見をまとめたいと思ってます。
 
問題山積みながら、史実.・定説・新説と
比較するキッカケにはなってますから、ガマンして残り半期しっかりチェックしたいですね👍
 
本能寺で信長政権が終焉し、ここから「豊臣秀吉」が台頭するワケですが、あらためて気づきました…………
 
世の中における「豊臣秀吉」評価が、ぼくの幼少期と比較して明らかに下がっています!
 

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一般的にはどうなんでしょうね。京都では市中ど真ん中に「瑞泉寺」という秀吉の負のイメージを象徴する史跡があります。秀吉の養子で「後継者」でありながら、実子秀頼の誕生後に「殺生関白」と言われながら一族が死罪にされた地です。五条には朝鮮侵攻の負の遺産といえる『耳塚』があり、京都人が秀吉に好感を持てないのもしゃーないですね。
 
とはいえ、京都の歴史を調べていると、現在に至る京都の都市整備の原型を作ったのは秀吉だし、最近はちょびっとですが「大阪」の歴史も興味を持ち始めてますが、大阪の都市の原型は豊臣政権時が起点になっています。徳川家康三河尾張駿河から関東に移封したのも秀吉ですから、東京の原型を作ったのも、間接的ではあるものの秀吉といえます。
 
何より、日本で最初の「全国統一政権」を樹立した人物です!
 
にもかかわらず、2022年11月号の雑誌『歴史人』の特集「日本史の新常識」では、なんと中学社会教科書への「不採用人物」候補の例として秀吉が挙がっていました。
 
確かにぼく個人の心情的にも秀吉はあまり思い入れはないのですが、それでもぼくの幼少期では京都のお年寄りは秀吉のことを「秀吉」とは呼ばずに「太閤さん」と敬意と親しみを込めて呼んでいましたから、そんなには「反感」はなかったのかも知れません。

 

大河ドラマでは、現時点では秀吉はそこそこの存在感はあるものの、あくまで「曲者」的な扱いで、その能力や人物的魅力の源泉はスルーされているように思います。
 
 本能寺時点では信長の一部下であった秀吉が、これから後世の歴史まで変えてしまう「絶対政権」を樹立するワケですが、大河ドラマと並行して調べモノを継続し、新しい「太閤さん像」を見直していきたいですね。

 

どくしょかんそうぶん:「希望の糸」 東野圭吾著/講談社文庫

 

本を読んだら「記録」を残すのでしたね。

すっかりサボってました。

 

ってか、しばらくの間、読書が全く進まず、2〜3ページ読むだけで集中力が枯渇してた時期がありました。

 

そんなときは「ミステリー」に限る!

 

……ってことで、最近の売れ筋ミステリーを本屋やネットで調べて、

 

「希望の糸」 東野圭吾著/講談社文庫


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をセレクトしてみました。

 

調べてるうち、今どきのミステリーは「イヤミス」なる、読後感がイヤ〜〜なものが「売れ筋」らしく、時間かけて本読んでわざわざフラストレーション溜めるのも嫌〜〜なんで、タイトルからして読後感がよさそうな本書を選んでみました。

 

目論見通りわずか3日ほどで読了し、「読書イップス」の克服には成功しました!

 

同時に、ぼくがミステリーだと読み進められる理由もわかりました。

 

要は、ぼくは「イラチ🔥」なんでしょう。わざとらしい「伏線」があればあるほど、その顛末がわからないままにしておくのが「ガマンできない」ので、つい先へ、先へ、と読み続けてしまう。

 

さらには、なんだかんだ言ってミステリーの登場人物には大して「思い入れ」がないんで、ひと晩でも中断してから再開して、「意外な人物」が再登場しても、著者が意図する意外性・驚き以前に、

 

「こいつ誰だっけ❓❓」

 

としか思えない、残念な記憶力……😞💦

 

まあまあ悪くはなかったけど、さんざん世間で煽ってるほどの読後感はなく、「さすが東野圭吾、よく作りこんでるね〜」ぐらいかな……🤔

 

このあと、押し入れから「積ん読」を発掘してきて、もう一冊ミステリーものを読了してますが、ちょっと飽きてきたんで、ミステリーはしばらくやめます。

 

今後も読書不調時の「リハビリ」用途としては、大いに活用したいですね🤪

 

目から鱗!!発見の連続の「滋賀県立美術館」

 

今年は「当たり🎯」展覧会が多いです!!

 

滋賀県立美術館で開催中の「小倉遊亀日本美術院の画家たち」展、予想以上にすばらしかったです!

 

横山大観速水御舟などの「レジェンド」の名品が充実していたのもポイント✨ですが、主役である「小倉遊亀」のヒストリーを通観できたことが、何よりよかったですね!


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駆け出し時代の落選作を起点として、様々な思考錯誤が時代ごとの作品から読み取ることができ、小倉遊亀の成熟とともに日本の近代美術の歩みまで俯瞰することができた気がしました。


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年代を経るごとに遊亀の個性が明確になってきますが、それが師をはじめとする同時代の巨匠であったり、ゴーギャンピカソマティスなどの西洋画の影響がはっきりと見てとれたり、ヒジョーに興味深かったですね。


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おもしろかったのが、遊亀ご本人が「顔を描くのが苦手」と認識しながら創作を続けていたことかな。

それは、必ずしもヒトを美麗に描くのではなく、人間の内面を表現していたからでしょうかね。


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まあ、子供たちをよーこんなに小憎ったらしく描けたもんですわ〜。

近世以降の日本画がひたすら詩的で風雅な表現を追求してきたのと対照的ですね。


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大津市ご出身の小倉遊亀は多数の作品を滋賀県立美術館に寄贈されたようで、また今回の名品たちと「再会」するチャンスがありそうです!

 

次回は美術館周辺エリアの緑豊かな公園で、一緒にお弁当食べるのが楽しみやね💕💕

 

 

大雨警報下の嵐山で「橋本関雪」を満喫

 

大雨警報下の京都、鴨川はかなりの水量で濁流が恐ろしげです。


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こんな荒天下では閑散としてるやろうってことで、嵐山の「福田美術館」に出かけました。

とはいっても、高い渡航費を払って日本に来ている外国人がお宿で大人しくしているワケもいかず、渡月橋あたりはそこそこの混雑でした。


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嵐山なんぞ10年振りに来ましたわ。

本国では傘をさす習慣がないであろう外国人は、通行マナーが普段以上にメチャクチャで、絶望的に歩きづらかったですわ。

中心地は人混みでイラっとして落ち着かないんで、上流の静かなところを散歩してきました。雨天ならではの南画のような光景で、自宅から30分そこそこでこんな「非日常」が満喫できるとは、驚きでした。



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目的だった「橋本関雪 生誕140周年」記念展は、京都の東西3か所で同時開催されているもので、いちばん展示が充実してそうな福田美術館のを選択してみました。


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中国の故事に因んだ詩情いっぱいの作品から、目力溢れる動物画など、予想通りストライクゾーンばっちりの展覧会でした💕💕

今日行かなかった白沙村荘、嵯峨嵐山文華館の方も気になるところですが、しばらく「図録」の方を堪能してみて、どーしても行きたくなったら考えてみましょうかね。


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近世以降の京都画壇にフォーカスして美術展巡りしても、この充実度!

たまりませんな~🤪

 

 

 

梅雨空も晴れやか☀な気持ちで!

 

5月に梅雨入り、早いもんですね。

祇園祭の時期まで梅雨が長引くこと考えたら、早く明けた方がいいってもの。

 

雨空はどんより気が重くなって、ときには不穏なカンジもしますが、秋の実りを考えたら、この時期にまとまった降水があるのはありがたいですね。

 

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タイ王国では、映画上映前に国王賛歌が流れますが、バックの映像は森林や農村に雨が降ってるイメージが多いですね。それだけ降雨を肯定的に捉えてるってことです。


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日本画でも、雨を詩的に描いた名品が多数ありますね。雨降りで気が重いときも、逆に雨の風景を楽しむように暮らしたいものです。


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どんよりした梅雨空でも、心は明るく晴れやか☀に乗り切りましょう💕💕


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見つけました!お気に入りの画家「池田遥邨」

 

最近は明治以降の日本画に興味が集中してます。

春に大阪中之島美術館で開催された「大阪の日本画」展で、一般に知名度が低い画家の作品でも、心奪われるような逸品がいっぱいあることを再認識しました。

京都市京セラ美術館の特集企画「魅惑の昭和モダン」でも、特別展の目玉にしても遜色ないと個人的に思う作品がいくつもありました。

 

そんな中で、地味ながらも、どの展示や画集でも心に残る画家さんがいました!

 

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「池田遥邨」(1895~1988)という方で、丸善でも単独での画集・美術誌は見つからず、近年発行もされていないようです。


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祇園さん、南禅寺といった現存する名所が描かれていますが、当時の人々の風俗が生き生きと描かれていて、見ていて飽きません。


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これは難波橋の大雪を描いた、遥邨の代表作です。大阪市街のようすは現在とまったく異なりますね。大阪城は現在の天守閣とは別モンです。見たことない風景なのに、なぜか懐かしい気分になってしまいますね。

 

今後もブームが来て、大規模な回顧展が開かれるような画家さんではないと思いますが、もっと他の作品も見てみたいです。

 

出身地・岡山の倉敷市美術館に、多数の池田遥邨コレクションがあるようで、いつか休日をとって訪ねてみたいです💕💕