見つけました!お気に入りの画家「池田遥邨」

 

最近は明治以降の日本画に興味が集中してます。

春に大阪中之島美術館で開催された「大阪の日本画」展で、一般に知名度が低い画家の作品でも、心奪われるような逸品がいっぱいあることを再認識しました。

京都市京セラ美術館の特集企画「魅惑の昭和モダン」でも、特別展の目玉にしても遜色ないと個人的に思う作品がいくつもありました。

 

そんな中で、地味ながらも、どの展示や画集でも心に残る画家さんがいました!

 

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「池田遥邨」(1895~1988)という方で、丸善でも単独での画集・美術誌は見つからず、近年発行もされていないようです。


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祇園さん、南禅寺といった現存する名所が描かれていますが、当時の人々の風俗が生き生きと描かれていて、見ていて飽きません。


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これは難波橋の大雪を描いた、遥邨の代表作です。大阪市街のようすは現在とまったく異なりますね。大阪城は現在の天守閣とは別モンです。見たことない風景なのに、なぜか懐かしい気分になってしまいますね。

 

今後もブームが来て、大規模な回顧展が開かれるような画家さんではないと思いますが、もっと他の作品も見てみたいです。

 

出身地・岡山の倉敷市美術館に、多数の池田遥邨コレクションがあるようで、いつか休日をとって訪ねてみたいです💕💕